今日久しぶりに映画を見た。

「やさしい嘘」という作品。

2002年作品・102分・フランス=グルジア映画 ‖ 監督:ジュリー・アハマド ‖ 出演:エステール・ゴランタン、ニノ・ホマスリゼ

よかった。
やりきれない悲しみと、それをいたわる心が 染みたなあ。



冒頭のケーキを食べるシーン。

おばあちゃんを真ん中に、向かって右に孫娘(10代後半〜20代前半ぐらい)
左に娘(50代半ば)。

娘はしかめっ面でケーキを一口食べ、ぶっきらぼうにフォークをテーブルに置く。
黙々とケーキを食べるおばあちゃん。
やれやれといった感じで孫娘が見守る。

これだけで、この家族の生活ぶりが解ってしまう。

きっとこの娘(あばさんだが)意地悪な性格で
おばあちゃんいじめてるんだろうなあ。
などと推測。

映画が進むと、推測にまあまあ近い感じの娘の性格が発揮されていた。

娘と正反対の母想いの息子もいる。息子は一人離れた場所で生活している。
たまに息子からくる電話や手紙を心待ちにしているばあちゃん。
それがちょっと面白くない娘。
そんな心情を賢い孫娘はみんなお見通し。


だが、そんないじわるな娘が一変する。
ある出来事がきっかけで。

いや、娘が一変するんじゃないな。
あれは、こちら側の娘に対する見方が変わるんだな。

その出来事がきっかけで、何とも切なくも優しい思いやりが痛いほど伝わってきて
たまらないのでした。


おばあちゃんの誕生日パーティーで努めて楽しそうに娘たちが歌を歌うシーンなんて
もう、私は ぼろぼろ泣いてしまいましたよ。

その時の音楽がまたよかった。やさしくてあったかくてね〜。

悲しいときに悲しい音楽を聴くより、暖かい音楽を聴く方が泣けるのはなぜでしょうか?

きっと辛い気持ちが解れるからでしょう。



ああ、いい映画が見られて 嬉しい。



おばあちゃんのルックスもひじょ〜にかわいらしくて素敵。

たるんとした丸いほっぺ、結った白髪をピンで留め、
ぽっちゃりなボディに花柄のワンピ。

かわいいだけじゃないよ。一人観覧車でタバコをふかすおばあちゃんは
娘が思うよりずっと気丈なんだなあ。



「やさしい嘘」お勧めです。

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